「相法極意修身録」は、巻ノ二より、弟子との問答集になります。
そこから興味深い問答を紹介していきましょう。
問 「先生は飲食のことだけをお話しなさいます。食は倉庫に満ち足りていて、それは人の命を養うための食です。これを十分に食べなければ、ただ飽食の念が起こり、生まれながら餓鬼道にいるようなものです。
これに対して水野南北は
人の命を養うための食であっても、大食暴食をすれば、草木に栄養を与えすぎたかのように、かえって食によって命を削ることになります。
粗食をして相応に養うときは、草木がよく成長するように、人の命も長命になります。このことを知っていながら大食や美食をする人は、自分の命を的にして矢を放つようなものです。これは心が賤しいためです。
と答えています。そこで、ルイジ・コルナロ。
極小食で自らの病気を克服し、長寿を全うしたルネッサンス期のイタリア貴族ルイジ・コルナロ。彼の食生活や講話をまとめた「無病法~極小食の威力」の著書内編訳者・中倉玄喜氏は本の中にて
「マクロビオティックや健康食を志す方々の中に、こんなに体に良いものを食べているのだから、幾ら食べても平気!という方を時折みかけます。大食は内臓の疲弊を招き、死期を早めてしまいます。」と記しています。
食を節制し、楽しみ、感謝し、薬にもする・・・これを生活の中でごく自然に実践するのは、相当な知恵と自制心が求められそうです。
そこから興味深い問答を紹介していきましょう。
問 「先生は飲食のことだけをお話しなさいます。食は倉庫に満ち足りていて、それは人の命を養うための食です。これを十分に食べなければ、ただ飽食の念が起こり、生まれながら餓鬼道にいるようなものです。
これに対して水野南北は
人の命を養うための食であっても、大食暴食をすれば、草木に栄養を与えすぎたかのように、かえって食によって命を削ることになります。
粗食をして相応に養うときは、草木がよく成長するように、人の命も長命になります。このことを知っていながら大食や美食をする人は、自分の命を的にして矢を放つようなものです。これは心が賤しいためです。
と答えています。そこで、ルイジ・コルナロ。
極小食で自らの病気を克服し、長寿を全うしたルネッサンス期のイタリア貴族ルイジ・コルナロ。彼の食生活や講話をまとめた「無病法~極小食の威力」の著書内編訳者・中倉玄喜氏は本の中にて
「マクロビオティックや健康食を志す方々の中に、こんなに体に良いものを食べているのだから、幾ら食べても平気!という方を時折みかけます。大食は内臓の疲弊を招き、死期を早めてしまいます。」と記しています。
食を節制し、楽しみ、感謝し、薬にもする・・・これを生活の中でごく自然に実践するのは、相当な知恵と自制心が求められそうです。